公開日:2023年10月5日 更新日:2023年12月1日

BS放送を見るには?手順・必要なもの&アンテナがない場合の視聴方法

BS放送とは、放送用の通信衛星を利用したテレビ放送です。
公共放送、無料放送、有料放送に分かれるBS放送は現在28チャンネルが放送されており(2023年8月時点)、地上波とは違う専門分野に特化した番組を視聴できるとして人気を博しています。
この記事では、BS放送を見るために必要なものや視聴方法、パラボラアンテナの設置方法やアンテナ不要で視聴するおすすめの方法などを詳しく紹介します。

※本記事内の4Kテレビは専用チューナーが内蔵されている4Kテレビを指します。4K対応テレビをご利用の方は、別途専用チューナーが必要になります。

BS放送を見るために必要なものは3つ

地上波放送が地上に設置されている施設から電波を送るのに対して、BS放送は36,000km上空にある人工衛星を使い電波を送ります。
人工衛星から電波を受信してBS放送を見るためには、必要なものが3つあります。ここでは、それぞれを詳しく紹介します。

テレビ

1つ目は、BS放送に対応しているテレビです。

BS放送を受信するためにはチューナーが必要ですが、最近のテレビでは内蔵されている場合がほとんどです。旧式テレビの場合は、別途でチューナーが必要になります。

BS放送を受信できるチューナーが内蔵されているテレビには、BSデジタルというロゴマークが表記されているため、参考にしてみてください。

パラボラアンテナ

2つ目は、パラボラアンテナと呼ばれる専用アンテナです。

パラボラアンテナは白いお椀のような形をしたアンテナで、BS放送を含む短い周波数の電波を受信する際に用いられます。

1つ設置するだけでBS放送やCS放送、4K8K放送が視聴できるため(旧式は非対応)、これらを総称してBS/CSアンテナとも呼ばれています。

しかし、『光回線テレビ』ならパラボラアンテナを設置することなくBS放送を視聴できます。
光回線テレビとは

テレビアンテナケーブル

3つ目は、BS放送用のアンテナケーブルです。

パラボラアンテナを設置して電波を受信しても、専用ケーブルでアンテナとテレビをつながなければ、BS放送の映像や音声は届きません。

品番に「S」が付いていればBS放送専用ケーブルであり、抜けにくさや接続のしやすさ、導線の引きやすさや長さなどを考慮しながら選択しましょう。

また、電波を安定させるためにはブースターやコンバーター、4K8Kを視聴するためには別途で専用の対応品が必要です。

BSには公共放送・無料放送・有料放送がある

BS放送には無料放送と有料放送があり、それに加えてNHKの公共放送があります。ここでは、それぞれの特徴や視聴チャンネルを紹介します。

公共放送

BSの公共放送で視聴できるチャンネルは次の2つです。

チャンネル名 リモコン番号 チャンネル番号
NHK BS BS+1 101
NHK BSプレミアム4K 4K+1 101

BS放送を受信できる設備を設置した場合は、NHKの受信契約を衛星受信契約に切り替える必要があります。契約確認のメッセージが表示されたら、電話かテレビ上で設定できます。

NHKの衛星契約の受信料は1,950円です。BS放送で公共放送を見るかどうかではなく、受信できる環境にあれば必ず結ぶ必要があります。

無料放送

BSの無料放送で視聴できるチャンネルは次の通りです。

チャンネル名 ワンタッチ選局 チャンネル番号
BS日テレ 4 141
BS朝日 5 151
BS-TBS 6 161
BSテレ東 7 171
BSフジ 8 181
BS11 11 211
TwellV 12 222
放送大学 --- 231、232、531
BS松竹東急 --- 260
BSJapanext --- 263
BSよしもと --- 265

BSの無料放送では地上波各局のBS放送が視聴できるだけではなく、2022年3月からは、BS松竹東急やBSよしもとなどが無料で楽しめるようになりました。

これらのチャンネルは、文字通り無料でいつでも自由に視聴できます。

有料放送

BSの有料放送で視聴できるチャンネルは次の通りです。

チャンネル名 ワンタッチ選局 チャンネル番号
WOWOWプライム 9 191
WOWOWライブ --- 192
WOWOWシネマ --- 193
スターチャンネル1 10 200
スターチャンネル2 --- 201
スターチャンネル3 --- 202
グリーンチャンネル --- 234
BSアニマックス --- 236
J SPORTS 1 --- 242
J SPORTS 2 --- 243
J SPORTS 3 --- 244
J SPORTS 4 --- 245
BS釣りビジョン --- 251
WOWOWプラス --- 252
日本映画専門チャンネル --- 255
ディズニー・チャンネル --- 256

BSの有料放送は、それぞれで特徴や月額料金が異なります。

例えば、WOWOWはライブや音楽、映画やドキュメンタリーなどを放送しており、3チャンネルがセットで月額料金は税込2,530円です。

スターチャンネルは映画専門で税込2,530円、J SPORTSはスポーツ専門で税込2,515円というように、自身の趣味嗜好に合わせて自由にチャンネルを選択できます。

アパート・マンション(集合住宅)のBS放送の視聴方法

ここでは、アパートやマンションなどの集合住宅でBS放送を視聴する方法を紹介します。

アンテナがあるか確認する

集合住宅では、住民が共有で使う共同アンテナが設置されている場合があります。

BSアンテナが設置されている場合もあるため、まずは管理会社へBS視聴が可能かを確認してみましょう。

仮に専用アンテナが設置されていなくても、自身で設置する、もしくは後述するアンテナが必要ない方法を用いればBS放送を視聴できます。

BS放送の視聴に必要なものを用意する

BS放送に対応したテレビやケーブルを用意します。

共同アンテナが設置されていない場合は自身で用意する必要がありますが、管理規約によりベランダの設置が禁止されている場合があります。

専用のアンテナがなければBS放送は視聴できないため、自身で設置する際も、管理会社への確認は忘れず行っておきましょう。

BS放送の信号を受信しているか確かめる

テレビにアンテナケーブルをつなぎ、BS放送の信号を受信しているか確かめます。テレビ画面にエラーコードが表示される場合は、取扱説明書を確認しましょう。

配線をつなぐ

壁のアンテナ端子とテレビをつなぎます。

BS放送と合わせて引き続き地上デジタル放送を視聴する場合は、テレビの地上デジタル入力端子とBS端子の両方をつながなければいけません。

壁にあるアンテナ端子の数に合わせながら配線をつなぎましょう。

一戸建てのBS放送の視聴方法

続いては、一戸建てでBS放送を視聴する方法を紹介します。

アンテナがない場合は設置工事を行う

集合住宅と同様、専用のアンテナがない場合は設置工事を行う必要があります。

一戸建ての場合は、利用規約などを気にせず自由に設置できますが、設置作業は簡単ではありません。専門業者への依頼も検討しましょう。

BS放送の視聴に必要なものを用意する

一戸建ての場合も、集合住宅と同様に専用アンテナ、BS放送に対応したテレビ、アンテナケーブルが必要になるため、事前に準備しておくことが望ましいです。

配線をつなぐ

最後はアンテナ配線の整備です。こちらも集合住宅と同様に、地上デジタル入力端子とBS端子の両方が必要になるため、事前にアンテナ端子の数を確認しておきましょう。

アンテナの設置方法

BS放送の視聴に必要なアンテナは、自身で購入して設置することが可能です。しかし、どこにどのように設置すればよいか分からない方も多いでしょう。
ここでは、アンテナの設置方法について詳しく解説します。

業者へ依頼する場合

アンテナは自身で設置できますが、一般的には業者へ依頼するケースが多いです。

主にベランダに取り付けるアンテナですが、だからといった簡単な作業ではありません。特に位置決めや向きの調整が困難で、少しでも角度が違えば映像が映らなくなります。

また、アンテナを設置している際の転落リスクや作業時間なども考慮すると、専門業者へ依頼する方が効率的だといえます。

室内設置も可能だが受信強度が弱い

アンテナは屋外だけではなく室内にも設置できます。

しかし、室内に設置するとカーテンや二重窓が電波の障害物になることで、アンテナの受信強度が弱くなります。また、室内設置でも角度や位置は細かく調整しなければいけません。

アンテナ設置の費用相場

当然ですが、アンテナ設置を業者へ依頼すれば費用がかかります。

作業の種類や内容により異なるため一概にはいえませんが、アンテナ本体が4K8K対応の場合約12,000円、ベランダへの設置が約10,000円というのが費用相場です。

一般的にはベランダへの設置が最も安く、壁面設置が約17,000円、屋根が約25,000円と、設置場所が困難になるほど費用も高くなる傾向にあります。

詳しい費用を知りたい場合は、業者へ現地に訪問してもらい見積もりを依頼してみましょう。

アンテナを設置せずにBS放送を視聴する方法

アンテナを設置する費用や手間を省略したいと考えている方におすすめなのが、アンテナを設置せずにBS放送を視聴する方法です。
ここでは、2つの方法を詳しく紹介します。

光回線テレビで視聴する

アンテナ設置なしでBS放送を視聴したい方には、光回線テレビがおすすめです。

光回線とは、光ファイバーを通じて高速で大容量のデータを送受信するインターネット回線です。電柱からケーブルを引き込みテレビと接続するため、アンテナが必要ありません。

そのため、アンテナの購入や設置はもちろん、メンテナンスの料金がかかりません。

また、光回線テレビはアンテナよりも映像が安定しやすく、天候により映像が乱れる心配がないというメリットもあります。

ケーブルテレビで視聴する

アンテナ設置なしでBS放送を視聴する場合は、ケーブルテレビという選択肢もあります。

ケーブルテレビは、大型アンテナがある受信設備からケーブルを用いて電波を配信します。そのためアンテナを設置する必要がなく、電波が弱い地域でも受信できます。

しかし、契約先のケーブルテレビ会社によってネット速度が120Mbps~最大10Gbpsと差があるのに対して、光回線も会社により変わりますが1Gbps~最大10Gbpsとなっています。

特に回線速度を重視したいと考えている方には、光回線テレビがおすすめだといえます。

また、BS放送のチューナーが内蔵されたテレビでも、別途専用のセットトップボックスが必要となり、購入費やレンタル費の料金がかかるほか、録画の手間が増える場合もあります。

まとめ

BS放送を見るために必要なものやアンテナの設置方法、アンテナ設置不要の視聴方法などを詳しく紹介していきました。

通常、集合住宅や一戸建てでBS放送を視聴するためには、チューナー内蔵テレビにアンテナケーブル、専用アンテナが必要です。

集合住宅では共同アンテナが設置されている場合がありますが、ない場合は自身でアンテナを購入し設置しなければいけません。

アンテナ工事なしでBS放送を視聴したい方は、地デジ・BS・CSがアンテナなしで楽しめる『光回線テレビ』の利用をご検討ください。

光回線を使い快適なテレビライフを実現する光回線テレビは、アンテナだけではなく専用チューナーも不要で、なおかつ複数台で同時視聴が可能です。4K/8Kの美しい映像でスポーツや映画も視聴できます。

また、スカパー!をあわせて契約すればBS/CSの有料放送でさまざまなジャンルの専門チャンネルを楽しむことができます。

BS放送を見たいと考えている方は、ぜひこの機会に光回線テレビの加入を検討くださいませ。

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