公開日:2025年3月28日

テレビの電波障害?管理会社・組合が知っておくべき原因と対処法を解説

マンション

居住者から突然「テレビの映りが悪いんだけど…」という連絡が来たら、オーナーとしては不安になりますよね。テレビの不具合は居住者の満足度にも関わるため、早急な対応が求められます。

電波障害は、マンションの管理会社・組合、オーナーなら知っておくべき問題です。放置すると退去を検討される事態にもなりかねません。また、マンションではテレビの共聴アンテナを利用していることが多いため、一室だけの問題ではなく、建物全体の問題として捉える必要があります。

この記事では、電波障害の原因から具体的な対処法まで、マンションの管理会社・組合、オーナーが知っておくべき情報を分かりやすく解説します。

居住者からテレビの電波障害のクレーム!?どうすれば?

クレーム対応

突然テレビが映らなくなった場合、原因は様々で、対応に困ってしまうケースも少なくありません。「とりあえず様子を見てください」では、居住者の不安を解消できません。

まずは、テレビが映らない原因をしっかり理解し、適切な判断と対応ができるように備えましょう。

そもそも電波障害って何?

電波障害とは、テレビ放送やラジオ放送の電波が何らかの原因で妨害され、正常に受信できなくなる現象のことです。テレビの場合は映りが悪くなったり、今まで問題なく映っていたチャンネルが突然受信できなくなったりします。同じようなテレビの不具合が同じ建物の別の部屋や近隣地域でも起こっている場合、「電波障害」が原因である可能性が高いです。

どんな症状が起こるの?

電波障害が発生すると、以下のような症状が現れます。

1.画面の異常

  • ブロックノイズが出る:画面の一部または全体が、モザイク状のノイズで覆われてしまう。
  • 画面がちらつく:画面が断続的に明滅したり、横線が入ったりする。
  • 二重に映る:映像がダブって見えたり、残像が残ったりする。
  • 色がおかしい:色合いが変化したり、特定の色が出なくなったりする。

2.音声の異常

  • 音声が途切れる:音声が断続的に聞こえなくなったり、音が飛んだりする。
  • 雑音が混じる:「ザー」「ブツブツ」といったノイズが混入する。
  • 音声が遅延する:映像と音声にズレが生じる。

3.チャンネルの異常

  • エラーコードが表示される:「E201」「E202」などのコードやメッセージが表示される。詳しくは、エラーコード別の対処法をご覧ください。
  • 特定のチャンネルだけ映りが悪い: 特定のチャンネルだけノイズが出たり、映らなかったりする。他のチャンネルは正常に映る場合もある。
  • チャンネルが全く映らない: どのチャンネルも映らなくなる。

ここを確認しよう! 原因の見分け方

ポイント

テレビの映りが悪くても、必ずしもその原因が電波障害とは限りません。アンテナ、ブースターや同軸ケーブルなどの共聴設備、テレビ本体の故障が原因の場合も多いです。

電波障害かな?と思ったら、まずは以下のフローで原因を特定しましょう。

電波障害の見分け方のフローチャート

①機器の接続、テレビの設定を確認

まずはテレビの設定に誤りがないかをチェックしましょう。そもそも電波障害ではなく、テレビ本体の設定不備によって映りが悪くなっている場合もあります。

・入力切替ミス

テレビの裏側に複数の入力端子があり、レコーダーやゲーム機などを接続している場合、テレビ側で選択している入力ソースが間違っていることがあります。テレビのリモコンで入力切替を確認し、地上デジタル放送、またはBS/CS放送の入力に設定されているか確認しましょう。

・接続、チャンネル設定ミス

テレビとケーブルが正しく接続されていない場合や、地上デジタル放送を視聴する際に必要なチャンネル設定が誤っていることがあります。接続や設定が正しいか確認しましょう。

テレビ接続の例①
テレビ接続の例②

テレビ設定の詳細は、テレビ設定ガイドをご覧ください。

②周囲の状況を確認

電波障害は台風、大雨、降雪や雷などの悪天候でも発生します。基本的には近隣地域一帯で起こるので、近隣でも同じ現象が起きているかを確認してみましょう。

天気がいいのにテレビの映りが悪い場合は、住んでいる物件のテレビ共聴設備(アンテナ、テレビ共聴設備)の故障やテレビ自体の故障も考えられます。

次の章では、電波障害と機器の故障、それぞれの対処法を説明します。

原因別にわかる!「機器の故障」の対処法

マンションのアンテナ

マンションの受信設備に問題がある場合、基本的には専門業者に依頼して点検・修理してもらう必要があります。

テレビの共聴アンテナを利用しているマンションの場合、問題が起きているのが一室だけであれば、その部屋の配線や機器の問題であることが多いです。複数部屋で同様の症状が出ている場合は、共聴設備に問題がないか確認してください。

考えられる不具合の状況は以下の通りです。

アンテナの不具合

衛星放送を視聴する際、アンテナの設置位置や向きが適切でないと、映像が乱れたり、全く映らなくなったりすることがあります。これは、アンテナが衛星からの信号を正しく受信できないためです。

  1. 【対処法】

  2. アンテナの設置状況を目視で確認し、必要であれば調整や交換を行います。高所作業になることが多いので、無理せず専門業者に依頼しましょう。

同軸ケーブル・端子等の配線の不具合

アンテナで受信した映像・音声の信号は、同軸ケーブルを通してテレビに送られます。そのため、同軸ケーブルが劣化していたり、端子部分が緩んでいたりすると、信号(電波)が正しく伝送されません。

  1. 【対処方法】

    まずは、同軸ケーブルや端子の状態を、以下の3つのポイントから目視で確認します。その後、必要に応じて、交換や再接続を行いましょう。

  2. 確認①:ケーブルがつぶれたり、損傷はしていないか?

    ケーブルが内部で断線している場合があります。また、外部の被膜が損傷しているとノイズの原因になることもあります。

  3. 確認②:ケーブル先端のコネクタ部分が緩んでいないか?

    コネクタが緩んでいると接触不良を引き起こすため、しっかりと締め直してください。また、サビや腐食がないことも確認しましょう。

  4. 確認③:ケーブル内部の芯線に折れや、曲がりはないか?

    芯線が適切に接触していないと、信号の伝達が悪くなることがあります。テレビの共聴アンテナを利用している場合は、専有部の屋内配線だけでなく、共用部分の配線にも問題がないか確認する必要があります。紫外線や温度変化の影響を受けやすい環境では、外部被覆が硬化し、ひび割れが発生することがあります。

ブースターの故障

ブースターは、テレビ信号(電波)を増幅させて各部屋に配信する役割を担っています。そのため、ブースターが故障すると、電波が弱くなり、映像や音声に乱れが生じます。 ブースターの寿命は一般的に10年程度といわれていますので、定期的な交換が必要です。

  1. 【対処法】

  2. ブースターの電源が入っているか確認し、ランプの点灯状況を確認します。故障している場合は交換が必要になります。テレビの共聴アンテナを利用している場合は、ブースターも共聴設備の一部となっているため、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

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原因別にわかる!「電波障害」の対処法

故障したテレビ

電波障害が原因の場合、マンションの管理会社・組合、オーナー単独での解決は難しいケースもあります。

考えられる原因と対処法は以下の通りです。

天候による影響

電波は水に吸収されやすい性質があるため、雨や雪などの影響で電波状況が悪化することがあります。

特に、BS/CSなどの衛星放送の電波は、大雨・雷といった悪天候の影響を受けることがあります。

  1. 【対処法】

  2. 天候による電波障害は一時的なものなので、天候が回復するのを待つしかありません。ただし、落雷などで受信設備が故障している場合もあるため、天候が回復した後も症状が改善されない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。

  3. 天候による影響を受けたくない場合は、光回線テレビなどのアンテナ不要の視聴方法への切り替えを検討しましょう。

近くの建造物の影響

電波は、建物などの障害物によって遮られることがあります。もし、マンションの近くに高い建物が建設された場合は、それが原因で電波障害が発生している可能性があります。

このようなときは、アンテナの位置や高さを調整したり、受信方法を見直したりする必要があります。

  1. 【対処法】

  2. 電波障害が発生しているときには、専門業者に相談し、受信状況を改善するための対策を検討する必要があります。
    場合によっては、アンテナの設置場所変更や高性能なアンテナへの交換、電波を増幅させるブースターの設置が必要になることもあります。

    または、光回線テレビやケーブルテレビなどのアンテナ不要の視聴方法への切り替えを検討しましょう。

700MHz帯の電波障害が発生している

700MHz電波障害は、700MHz帯携帯電話基地局周辺のエリアで発生する可能性があります。この障害は地上デジタル放送の周波数帯域の一部が携帯電話などに利用されるようになった影響で、携帯電話の電波がテレビの電波に干渉し、電波障害を引き起こすことがあります。

  1. 【対処法】

  2. 一般社団法人 700MHz利用推進協会が無料でテレビ受信対策を実施しているので、相談してみてください。

    詳しくは一般社団法人700Mhz利用推進協会のホームページをご確認ください。

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光回線テレビは、光ファイバーケーブルを使って信号を伝送するため、電波状況に左右されず、安定した画質でテレビを視聴できます。
強風・大雪などの悪天候でも、常にクリアな映像を楽しむことができます。アンテナが不要なので、700MHz や近隣の建築物による電波障害の影響も受けにくいです。

電波障害の影響を受けない快適なテレビ視聴方法

マンション

テレビ設備の故障や、電波障害によるテレビの不具合にお困りの方や、これらの不具合に備えたい方は光回線テレビやケーブルテレビの導入がおすすめです。

これらの視聴方法であれば、アンテナを取り付けることなく、地上デジタル放送をはじめ、BS/CS、4K8K放送などの放送サービスを視聴することができます。アンテナが不要なので、テレビ設備メンテナンスのコストや手間を削減することも可能です。

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まとめ

この記事では、マンションの管理会社・組合、オーナー向けに、テレビの電波障害の原因と対処法を紹介しました。

電波障害とは、テレビ放送やラジオ放送の電波が何らかの原因で妨害され、正常に受信できなくなる現象のことで、「ブロックノイズ」や「画面のちらつき」、「音声が途切れる」、「チャンネルが映らない」といった症状を引き起こします。

原因としては、周辺環境の変化や天候の影響、700MHz帯の電波障害など が考えられています。

電波障害かどうかを確かめるには以下の順に確認しましょう。

①テレビの設定を確認。
②同じような不具合が近隣でも起こっているか確認。

テレビの不具合が解消されない場合は、アンテナ、ブースターなどのテレビ設備の点検・修理や、テレビの受信方法の切り替えを検討してみてください。

電波障害は、居住者の満足度を大きく左右する問題です。早めに対策を講じることで、快適な居住環境を提供し、居住者との良好な関係を築きましょう。

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記事の監修:スカパーJSAT 光回線テレビ編集部

記事の監修:スカパーJSAT 光回線テレビ編集部

スカパーJSATは、NTTのフレッツ光回線を利用した再送信サービス「光回線テレビ」を提供しています。光回線テレビに関する情報をお届けし、快適なテレビ視聴ライフをサポートします。

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