更新日:2025年3月13日

光回線工事の流れは?事前準備から費用、時間までわかりやすく解説

戸建てと回線ケーブル

快適なインターネットライフを送る上で欠かせない光回線。しかし、いざ申込もうと思っても、工事のこととなると「どんな流れで進むの?」「いくらかかるの?」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、光回線工事を検討している方に向けて、事前準備から費用、時間、工事の流れまで、わかりやすく解説していきます。安心して工事当日を迎えられるよう、ぜひ最後までお読みください。

光回線の工事前に確認・準備しておくこと

パソコンで調べる様子

光回線工事は、いくつかの事前確認をしておくことで、よりスムーズに進みます。

光回線のインターネット提供エリアか

まず最初に、自宅の地域で利用可能かどうかを確認します。光回線の提供エリア外の地域では利用することができないため、事前に確認しておきましょう。
サービス提供エリアは、東日本の提供エリア西日本の提供エリアからご確認いただけます。 おすすめの光回線は下記で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

立地条件に問題はないか

電柱から建物までの距離や、配線の経路など、立地条件によっては工事が難しい場合があります。事前にプロバイダに相談しておくと安心です。

工事の日程調整はできているか

工事は予約制となる場合がほとんどです。引越しシーズンの3~5月は混雑しやすく、工事の予約が取りづらくなることがあります。ご自身の予定と照らし合わせて、余裕を持った日程調整を行いましょう。また、工事時間はあくまでも目安であり、当日の状況によって前後する可能性があることも念頭に置いておきましょう。

開通工事が必要か

現在の住居や引越し先によっては、すでに工事の必要がない場合もあります。確認のうえ、工事が不要であれば光回線事業者やプロバイダ(インターネットの接続事業者)と契約することで光回線の利用が開始できます。
マンションやアパートなどの集合住宅で光回線工事を行う際は、必ず管理会社やオーナーへ確認しましょう。

立会いが必要か

光回線工事の際には、基本的に立会いが必要です。ただし、状況によっては立会い不要の場合もあります。

立会いが必要なケース

・新規で光回線を導入する場合
・室内への配線工事が必要な場合
・集合住宅で、共用部分の工事が必要な場合

立会いが不要なケース

・すでに光コンセントが設置されている場合
・転用(フレッツ光から光コラボに乗り換える)の場合
・事業者変更(光コラボから光コラボに乗り換える)の場合

※立ち会いが必要になるかならないかという判断は、最終的には工事業者によって異なります。

光回線が導入済みか確認する方法は?

・光コンセントの確認

壁面に光コンセントが設置されているか確認しましょう。
※光コンセント:屋内に引き込んだ光ファイバーケーブルと通信機器(ONUやHGW)を接続するための差込口

光コンセントがあっても、「auひかり」や「NURO光」など、提供エリアが限定されている光回線の場合、専用の光コンセントが設置されていることがあります。そのため、現在利用したい光回線と同一のものが導入済みか、事前に確認が必要です。

・建物の情報を確認する

設備の項目で「光ファイバー」や「光回線工事済み」などの表記があれば、光回線は導入済みです。なお、「インターネット」と記載されている場合は、光回線とは別のインターネット回線が導入されていることがあります。

部屋のどこに設置するか

光コンセント、光回線終端装置(ONU)、無線LANルーターなどの機器の設置場所を事前に決めておきましょう。
光コンセントは自宅内の1箇所にのみ設置できます。あとになって設置場所を変更したい場合は、もう一度工事を行う必要があります。コンセントの位置や配線の見栄えなども考慮して決めるとよいでしょう。
設置場所の定番としては「家の中心部に近く高い場所」や「固定電話設置場所の近く」、「パソコンをよく使う部屋の近く」などが多いです。

光回線工事の費用と時間

電卓で費用を計算している様子

光回線工事の費用と時間は、工事内容や業者によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

平均的な費用と時間

光回線工事の費用と時間について、平均的な値は以下の通りです。

    戸建ての費用:2万~4万5千円程度

    集合住宅の場合:1万5千~4万5千円程度

    時間:2時間程度

費用や時間が変動する要因

戸建ての光回線工事の費用や時間は、以下のような要因により変動します。

①工事内容

工事は工事担当者がご自宅に派遣される「派遣工事」と、派遣されない「無派遣工事」に分かれており、それぞれ費用が異なります。

派遣工事:新しく光回線を利用する場合は、一般的に2万円程度の費用が掛かります。
無派遣工事: 既に光回線を利用する設備が整っている場合は、3千円程度の費用がかかります。

電話用配線の屋内工事やLANケーブルの配線工事を行う場合も追加で費用がかかります。

②立地条件

電柱からの距離: 電柱から建物までの距離が遠いほど、光ファイバーケーブルの敷設距離が長くなり、費用と時間も増加します。

③電波状況

周囲の環境や建物の構造によっては、電波状況が悪く、中継器などの追加設備が必要になる場合があり、費用が発生します。

④時期

土日や祝日に工事を実施する場合は、追加で工事費がかかる場合があります。一般的に2千~3千円の追加料金がかかる場合が多いです。

⑤業者

光回線の工事費用の相場は、回線事業者ごとに異なります。回線事業者によってセット割やキャッシュバックがある場合があります。事前によく比較検討しましょう。

光回線工事の基本的な流れ

光回線工事のイメージ

光回線工事は、一般的に以下の流れで行われます。

  1. STEP 01
    申込み
  2. STEP 02
    工事日程の
    調整
  3. STEP 03
    工事の実施
  4. STEP 04
    開通

STEP1:申込み

まずは、光回線サービスを提供している事業者に申込みを行います。申込みは、携帯ショップや家電量販店で行うこともできますし、手軽にインターネットや電話で行うことも可能です。

代表的な光コラボ事業者

代表的な光回線テレビコラボ事業者一覧 代表的な光回線テレビコラボ事業者一覧

※上記以外でも光回線テレビサービスを提供している事業者がありますので、詳細は以下リンク先よりご確認ください。

東日本エリアの光コラボ事業者一覧

西日本エリアの光コラボ事業者一覧

STEP2:工事日程の調整

申込み後、業者から連絡があるので、工事日程を調整します。
この際、工事にかかる時間や、立会いが必要かどうかなども確認しておきましょう。

STEP3:工事の実施

工事指定された日に業者が訪れ、光ファイバーを自宅に引き込みます。この際、室内に設置する機器の設置場所や配線のルートなどを決定します。

STEP4:開通

開通工事完了後、光回線が利用できるようになります。

光回線工事における光ファイバーの引き込み方法

光ファイバーの引き込み方法は、主に以下の4つのステップで行われます。

  1. STEP 01
    電柱からの
    引き込み
  2. STEP 02
    敷地内への
    引き込み
  3. STEP 03
    配線室内への
    引き込み
  4. STEP 04
    機器への接続

STEP1:電柱からの引き込み

まず、最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを引き込む作業が行われます。電柱に設置されている光ケーブルから分岐させ、建物の外壁などに光ファイバーケーブルを固定しながら引き込みます。
※この際、敷地内にある電柱から自宅までの距離によっては、敷地内に新たに電柱を設置することもあります。

STEP2:敷地内への引き込み

建物の外壁などを通して、光ファイバーケーブルを敷地内に引き込みます。配管やダクトを利用する場合が多いですが、建物の構造によっては、壁に小さな穴を開けて引き込むこともあります。

STEP3:配線室内への引き込み

配線室内に引き込んだ光ファイバーケーブルは、HGWまたはONU(光ネットワークユニット)やルーターなどの機器に接続されます。ONUは、光ファイバーケーブルと宅内配線を接続する役割を担う装置です。配線のルートは、業者との打ち合わせで決定します。

STEP4:機器への接続

HGWまたはONUやルーターなどの機器を設置します。設置場所は、利用するデバイスから近い場所が望ましいです。

以上が、光回線工事における光ファイバーの引き込み方法になります。
※具体的な作業内容は、物件の状況や業者の方針により異なることがあります。

光回線工事に必要な設備と役割

光回線工事には、いくつかの設備が必要です。それぞれの役割を理解しておきましょう。

設備名 役割 準備
光ファイバーケーブル 光信号を伝送するためのケーブル。
これが自宅に引き込まれます。
光回線のサービスプロバイダーが提供
光終端装置(ONU) 光ファイバーケーブルからの光信号を電気信号に変換する装置。これにより、パソコンやスマートフォンなどのデバイスでインターネットを利用することができます。 光回線のサービスプロバイダーが提供
ルーター 複数のデバイスがインターネットに接続できるようにする装置 自分で選んで購入

光回線工事のよくある質問と解決策

Q&A

ここでは、光回線工事に関するよくある質問と解決策を紹介します。

よくある質問と回答

Q:戸建ての光回線工事は何日前までに申込む必要がありますか?
A:業者によりますが、1カ月前を目安に申込むことが推奨されています。

Q:工事中にインターネットは利用できますか?
A:工事中は新しい光回線の設置作業が行われるため、一時的にインターネットが利用できなくなることがあります。

Q:工事後すぐにインターネットは利用できますか?
A:工事が完了し、業者から開通の連絡があった後であれば、すぐにインターネットを利用することができます。

Q:光回線工事の際、庭や敷地を掘ることはありますか?
A:はい、光ファイバーケーブルを引き込むために、敷地内を掘ることがあります。その際の詳細な作業内容は、業者との打ち合わせで決定します。

Q:光回線工事の際、家の中の家具を移動させる必要はありますか?
A:光回線の設置場所や配線のルートによりますが、家具を移動させる必要がある場合もあります。具体的な作業内容は、業者との打ち合わせで決定します。

光回線工事のトラブルと対処法

光回線工事では、予期せぬトラブルが発生する可能性もあります。

トラブル1:工事日に業者が来ない

業者に連絡をして、工事日程を再確認しましょう。また、予定が変更になった場合は、早めに業者に連絡をすることが重要です。

トラブル2:工事後にインターネットがつながらない

まずは、機器の接続や設定を確認しましょう。それでも解決しない場合は、業者のサポートに連絡をして対応を依頼しましょう。

トラブル3:工事後、速度が遅い

速度が遅い原因は様々です。まずは、機器の設定や接続状況を確認しましょう。それでも解決しない場合は、業者に連絡をして対応を依頼しましょう。

以上が、戸建て向けの光回線工事の注意点とトラブル回避のためのアドバイス、そして光回線工事のトラブルと対処法についての説明です。

光回線工事と一緒に「光回線テレビ」も導入しよう

テレビ視聴を楽しむ家族

光回線のオプションとして、テレビ視聴環境も整えることが出来ることをご存知ですか?光回線工事後であれば、同日に光回線テレビ工事も申込むことが可能です。
ここでは、光回線テレビのメリットと活用方法について紹介します。

光回線テレビとは

光回線テレビは、光回線を利用して提供されるテレビサービスです。これにより、アンテナ不要で高画質な映像コンテンツをストレスなく視聴できるようになります。光回線の工事が完了したら、選んだ光回線のオプションとして「光回線テレビ」の申込みが可能です。
光回線テレビの詳細は下記からご確認ください。

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光回線テレビ工事の詳細は、下記の動画で詳しく説明しています!

光回線テレビ工事の詳細は、工事についてのページでも紹介していますので、ぜひご確認ください。

光回線テレビのメリット

①アンテナの設置不要

光回線テレビは、アンテナを設置する必要がありません。これにより、天候や電波状況による画質の低下や、設置工事の手間と費用を回避できます。

②高速・安定した接続

光回線の特性により、途切れにくく、高画質な映像を楽しむことができます。

③豊富なチャンネル

有料チャンネルのスカパー!が視聴できる環境が整うので、映画・スポーツなどのコンテンツをさらに楽しみたい方はスカパー!のご加入もおすすめです。
スカパー!加入をご検討中の方はスカパー!加入をご検討中の方ページをご確認ください。

まとめ:光回線工事をスムーズに進めるために

この記事では、光回線工事の流れや注意点、よくある質問などについて詳しく解説しました。

光回線を開通するには、いくつかのステップを踏む必要がありますが、事前の準備と心の準備をしっかりとしておくことで、戸惑うことなく手続きを進めることができます。

ポイント

・光回線工事は、事前の準備が重要です。
・工事費用や時間は、業者やプランによって異なります。
・不安な点があれば、プロバイダに相談しましょう。

快適な環境を手に入れるために、ぜひこの記事を参考にして、光回線工事を成功させましょう!

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記事の監修:スカパーJSAT 光回線テレビ編集部

記事の監修:スカパーJSAT 光回線テレビ編集部

スカパーJSATは、NTTのフレッツ光回線を利用した再送信サービス「光回線テレビ」を提供しています。光回線テレビに関する情報をお届けし、快適なテレビ視聴ライフをサポートします。

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