
染屋 友樹
=
本名 皆本 誠二
(ソメヤ トモキ) = (ミナモト セイジ)
使用中は、ずっと能力が発動しているため、かなりのエネルギーを消費する。
※議論中は常に発動している状況。エネルギーが常に使われているため、疲労は溜まり、空腹になりやすい。
プロフィール
Profile
あなたの名前は偽名であり、本名は皆本 誠二(ミナモト セイジ)。
研究所の所長である皆本 誠一の弟だ。
あなたと皆本 誠一の両親が作ったこの研究所で最初は兄と一緒に超能力の研究を行っていたが、超能力についての考え方の食い違いから対立し、あなたは研究所を出て行くことを決めた。
あなたは超能力の存在を大々的に広めていきたいと考えていたが、皆本 誠一は、あくまで研究対象としてのみ超能力を扱うべきだと主張する。
それは2人の持つ能力の違いから出てきた食い違いだったかもしれない。
あなた達2人はそれぞれ超能力を持っていた。
皆本 誠一の能力は〝恩恵〟と呼ばれ、何も特別な才能を持たない人間に超能力を付与する能力であり、あなたの能力は〝封印〟と呼ばれ、周りの人間の能力を使えなくする能力だ。
あなたの能力が世界に超能力者が溢れない限り使えない能力なのであれば、超能力者を増やしていきたいと思うのは当たり前だ。
超能力を広める能力を持つ皆本 誠一に、その力を使って全世界の人間が超能力を持つ状態にするべきだと主張したが、それが受け入れられる事はなく、最終的にあなたは研究所から離れる道を選択する。
その後の人生はなかなかに辛酸を極め、あなたの人相はすっかり変わってしまった。
皆本 誠一さえ、あなたの主張を受け入れてくれたら、こんな目には合わなかったのに…。
次第にあなたの中には、皆本 誠一に対する恨みとも憎しみともつかない感情が育っていく。
登場人物
CAST
- 皆本 誠一(ミナモト セイイチ)
誕生日3/3 血液型 AB - 超能力研究所の所長であり、超能力の存在を証明したということで時の人になっている。
- 上田 怜二(ウエダ レイジ)
誕生日10/3 血液型 A - サイコメトリーの能力を持つ超能力者。超能力研究所に一番古くからいる。
- 仲尾 透(ナカオ トオル)
誕生日12/12 血液型 AB - 超能力研究所で訓練することで透視の超能力を手に入れた超能力者。
元は製薬会社で研究員をしていた。 - 大衡 快斗(オオヒラ カイト)
誕生日3/10 血液型 B - テレポーテーションの能力を持つ超能力者。最近、この超能力研究所にやってきた。
- 染屋 友樹(ソメヤ トモキ)
誕生日8/17 血液型 B - 皆本 誠一の超能力の証明に対して異議を唱えた男性。
輪田 光太郎のプロデューサーを名乗っている。 - 輪田 光太郎(ワダ コウタロウ)
誕生日9/6 血液型 AB - 念写の能力を持つ超能力者。染屋 友樹に連れられて超能力研究所にやってきた。
記憶
MEMORY
【記憶1】
あなた達の両親は、研究所を作った時に記念メダルを製作して職員に配っていた。まだ小さかったあなた達はもらう事ができなかったが、そのメダルは両親と職員の固い絆を表しているようで、あなたは憧れの目で、それを見つめていた。
【記憶2】
皆本 誠一に〝恩恵〟の能力を使って、世界に超能力が使える人間を増やしていくべきだと主張するが、全く受け入れてもらえない。
皆本 誠一は、超能力は非常に大きな能力で、その人のもともと持っている能力を制限し、それは本来あった人生の可能性を失わせてしまう可能性がある、だから超能力の付与は慎重に行うべきだと譲らなかった。
【記憶3】
研究所を出てから、あなたは裏社会との関わりを持ち、人に言えない仕事も散々こなしてきた。その中で、あなたの見た目はすっかり変わってしまい、もはや別人だ。
【記憶4】
研究所を出て10年ほど経った時、輪田 光太郎を紹介される。少し昔の自分に似ているな、と思ったが、それよりも彼の持つ不思議な力に興味を持つ。
彼の持つ不思議な力は〝念写〟と呼ばれる超能力だった。
ポラロイドカメラに念を送り、ここではない別の場所のある時間を切り取って写真に映し出す。
その能力を疑っていたあなたは、ある時、意地悪で輪田 光太郎が念写を行う時に、何も言わずあなたの封印の能力を使ってみた。
封印の能力下でも、念写が成功するなら、それはただのトリックだ。
しかし、その時輪田 光太郎は念写を失敗する。
どういう事だ?と戸惑う輪田 光太郎の様子を見ながら、あなたは本物だと確信する。
皆本 誠一と自分以外の超能力者と出会ったのは初めてだった。
あなたはその能力に敬意を持ち、輪田 光太郎を大切にしていこうと思った。
【記憶5】
皆本 誠一が、超能力の存在を証明したと世間に公表した。
どういう事だ?超能力はただの研究対象と言っていたはずなのに…。
そんな事をするなら、なぜあなたの意見を受け入れなかったのか?!
あなたは怒り狂い、そして決意する。
自分が手にする予定だった名声と栄誉を返してもらおうと。
輪田 光太郎こそが本当の能力者であり、皆本 誠一が主張する3人の超能力者は偽物だと主張し、それを大きく報道させた。
そして、互いの主張を証明するために公開実験をしようと持ちかける。
狙い通り、そのニュースは大きく取り上げられ、無責任な世間は超能力対決だと盛り上がっている。
これでいい。
あなたの封印の能力を使えば、皆本 誠一の用意した超能力者たちは自分の能力を使用する事はできないだろう。
そこであなたが連れていった輪田 光太郎が念写を披露すれば、あなたこそが超能力研究の第1人者として皆本 誠一が手にするものを全て奪い去る事ができるだろう。
あなたは、暗い衝動に突き動かされるように、輪田 光太郎を連れて10年ぶりに研究所を訪れた。
皆本 誠一は、あなたを見ても弟の誠二だとは気づかなかったようだ。
むしろ、輪田 光太郎の事をジロジロと見ている。
確かに輪田 光太郎は、若い頃のあなたに少し似ている。
まあ、いい目眩しになるだろう、とあなたは染屋 友樹として挨拶をした。
当日の行動
Timeline
《朝》
研究所内に用意された部屋で9時半すぎに目を覚ます。
皆本 誠一が何か仕掛けてこないよう、そして超能力たちにプレッシャーを与えるため昨夜よりずっと封印の能力を解放していたため、いくら寝ても疲労が取れない。
これではさすがに体力が持たないと考え、一旦封印の能力を解除する。
部屋の中を見回すと、同室のはずの輪田 光太郎の姿が見えなかった。
散歩にでも行ったんだろうか?
ここは言わば敵地だ。
そんな場所で散歩に出かけるなんて油断してるんじゃないかと思ったが、輪田 光太郎は、あなたの事情を知っているわけではない。
仕方ないとも思ったが、あとで集中するように伝えておこうと思った。
皆本 誠一は、あなたには気づいていないようだったが、用心するに越した事はない。
ただずっと、あなたの心にひっかかっていた事が思い出される。
そもそも皆本 誠一は超能力の存在を明らかにすることに反対していた。
なぜ、そんな皆本 誠一が自分の考えと反対の行動を取ったのだろう?
10時ちょうどに輪田 光太郎が部屋に戻ってきたので、輪田 光太郎の能力の調子を確認する。
いつも通り完璧な念写に満足する。
これで、あなたがしっかり皆本 誠一が用意した超能力者たちの能力を封印してしまえば、公開実験、いや超能力対決は確実にこちらの勝利となる。
安心すると腹が減る。
あなたは、輪田 光太郎と一緒に食堂に朝ごはんを食べに部屋を出る。
その時、皆本 誠一が大衡 快斗の部屋に入っていくのを見かけた。
こちらをチラリと見たような気がして、その表情が少し気になった。
その時、封印の能力を解除したままだった事を思い出し、今一度、封印の能力を解放する。
自分が油断してどうするんだ…。
あなたは襲いかかってくる疲労に耐えながら、改めて気を引き締める。
時計は11時を指していた。
そこでさっきの皆本 誠一の表情を思い出す。
あれは、泣きそうな顔に見えた。
なぜ、皆本 誠一があんな顔をしているんだ。
超能力の存在を証明し、今や時の人だ。
それなら、もっと意気揚々としていればいい。
なのに、どうして…?
《公開実験直前》
皆本 誠一の不可解な行動が気になり、直接聞いてやろうと皆本 誠一の部屋を訪ねる事にする。
しかし仲尾 透が皆本 誠一の部屋に入っていくのを見かけて、やめておいた。
部屋に戻ると、輪田 光太郎の姿がまた見えない。
何をうろちょろしているんだろう。
この研究所に何か用事でもあるのだろうか?
そろそろ実験が始まるという時間になって、ようやく輪田 光太郎が戻ってきたので、集中しろよ、と声をかけると妙に自信満々に返事を返してくる。
その自信に一抹の不安を感じつつ、実験室を目指す。
12時《公開実験開始時間》
実験室に到着したのは、あなたと輪田 光太郎が最初のようだった。
少しして、仲尾 透が、その後、大衡 快斗と上田 怜二が連れ立ってやってきた。
しかし、いくら待っても皆本 誠一がやってこない。
あなたは痺れを切らして、皆本 誠一の部屋に呼びに行く事にする。
10年ぶりとは言え、かつて暮らしていた場所だ。
複雑な通路をものともせず、皆本 誠一の部屋に行くと、扉にはカギがかけられていた。
いないのかと別の場所を探そうとして、扉の隙間から煙が漏れているのに気付く。
中で何かが燃えているのか?
あなたは慌てて扉に体当たりをして、何とか部屋の中に入り込む。
するとそこには、胸元から炎をあげながら椅子に座る皆本 誠一の姿があった。
慌てて火を消して、その時に皆本 誠一がピクリとも動かないのに気づく。
皆本 誠一は、鍵のかけられた自分の部屋でどこから発生したのか分からない炎に包まれて、死んでいた。
現在の思い
Inclination
皆本 誠一とあなたは超能力に対しての意見は対立していた。
あなたが研究所を出て、苦労を重ねたのも皆本 誠一のせいだという思いは少なからずある。
しかし、こんなひどい殺され方をされなければならないような人間でもなかったように思う。
あなたは今、兄皆本 誠一が何を考え、そしてどのように生きてきたのかを知りたいと思った。
もしかしたら、もう手遅れなのかもしれない。
しかし、兄の思いを知らないままではいられないと心の中で強く決意した。
あなたの目的
Purpose
①皆本 誠一がなぜ殺されたのか真相を知りたい。そのために調査と推理を進めよう。真犯人が最多票を獲得したら達成 … 達成で+6P
②皆本 誠一はなぜ超能力の存在を公表したのか?その理由を知りたい。
議論終了までにその理由を知る … 達成で+2P
③あなたが超能力を使えることは皆本 誠一しか知らない。またあなたが弟だという事も知られていない。他の人間に伝えるなら最高のタイミングを狙いたい
上記の情報について第2フェーズまでは自分からは伝えない … 達成で+2P
※他人から指摘された場合は素直にその洞察力を讃えて、弟である事を認めてください。